2019.04.17ブログ
平成最後の・・・

先日、毎年恒例となっています『春季 華の追悼会』を
無事に終了いたしました。
平成20年から始めましたペットの追悼法要ですが
今回も70余名のご参詣がありました。
この法要を始めた頃とは世の中の様子、とりわけ
葬送儀礼にかかわる向き合い方も大変変わりました。
これは人間の仏事のみならず、
ペットの仏事にも言えることです。
人間については年々簡素化が進んだ感がありますが、
逆にペットについては思い入れが深まるばかりです。
家族の中のペットの存在は大きくなったからでしょう。
当然ながら、ペットも生きとし生ける“いのち”ですから
必ず別離がやってきます。
その尊い“いのち”を感じるがための法要なのです。
今回5年ぶりに参詣者の方々の思いに寄り添うことが
できればとアンケートに協力していただきました。
結論から言えば、寺院の本堂で執り行う法要については
●心が落ち着く
●心の区切りとなる
●お寺や仏教を身近に感じるようになった
など、有難く好意的に受けていただいたようです。
逆に火葬業者など一部の関連会社に対しては、
ペット事業を営利的に利用しているのではとの
厳しい声も聞かせていただきました。
平成最後となった今回の『華の追悼会』、
令和を迎えるにあたり、心新たに“いのち”の尊厳や
お寺や仏教が少しでも多くの方が身近に感じて
いただけるようこのアンケートからエールを
いただいた感じがします。
先ずは一歩ずつ!
南無阿弥陀仏