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西新宿 彩旬亭

2019.04.30ひとりごと

平成から令和へ!


振り返ること約30年前・・・


昭和64年1月7日、早朝より昭和天皇危篤の報がニースで知らされていた。


当時本願寺の職員であった私は、生まれ育った奈良の実家のお寺から京都へ。


通勤途中、昭和天皇が崩御された。


本願寺の宗務所に着くと本願寺出版社に所属していたこともあり、


定期刊行物の関連記事の取材・事務的な対応など何とも言えぬ


自粛ムードであったことを顧みる。


昭和から平成に変わる頃、日本国中はいわゆる「バブル時代」であった。


おそらく平成世代には想像もつかないくらい世の中が舞い上がっていた。


しかしそれからわずか数年後、世の中の情勢が一変しバブルが弾けた。


平成3年、お寺の長男として生を受けた私は結婚し坊守が生まれ育った


現在の正福寺に入寺することになる。


平成5年、当時住職であった前住(坊守の実父)が、


平成7年には前坊守(坊守の実母)が続くように往生。


その後、平成6年には住職を継承して就任。


私たち夫婦にも4人の息子たちに恵まれた。


その息子たちも長男を筆頭に小学1年生になると少年野球を始め、


昨夏四男が高校野球を終えるまで20年間、息子たちの野球に従事してきた。


そのお陰でたくさんの方々の出遇いがあった。


長男は憧れの甲子園に出場することもできた。



先日、ふとしたご縁でお寺にお参りにお越しの信徒さんから


以下のようなメールをいただいた。


 

本日の追悼会もありがとうございました


法話を聴いていて私は平成元年から平成31年まで子育ての「平成」でした(笑)


色々思い出しながら聴けて良かったです。ありがとうございました。


これからもまたよろしくお願い致します。


ご家族の皆さまお身体ご自愛して日々をお過ごしくださいませ。


 

有難いメッセージです。


さて明日から令和・・・。


今まで先人の方々引き継いでこられた人として大切なこと。


これは時代や場所や相手が変わっても変わらな根本的な本質。


また時代の流れとともに順応していかなければならないもの。


これは常に物事の変化を敏感に感じ取る感度。


この本質と感度のバランス感覚が令和時代には求められるのかもしれない。


この機に心して改めて心機一転!!


南無阿弥陀仏

浄土真宗本願寺派 須原山 正福寺