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西新宿 彩旬亭

2022.04.25ブログ

大した若手バッテーリー



あっぱれ!

今はこの言葉しか見つからない。

 

千葉ロッテの佐々木投手の活躍だ。

4月10日、対オリックス戦の完全試合。

この試合はその他に

1試合奪三振日本記録タイ(19奪三振)

連続打者奪三振日本新記録(13者連続)

歴代2位の連続イニング奪三振(34イニング)

の記録を達成した。

 

続いて4月17日、対北海道日本ハム戦に先発。

8回まで完全投球を続けていたが、打線の援護もなく投球数も鑑み降板した。

打線の援護があり9回を3人で打ち取ったとしたら2試合完全試合達成となった。

ここで8回での降板か9回の続投かで賛否の声が・・・。

 

そして昨日の対オリックス戦。

5イニングを投げ終え、調子はイマイチのようでしたが今季3勝目の勝利。

 

2019年7月26日、このブログで

甲子園の「夢」か選手生命の「将来」か

当時、大船渡高校3年の佐々木投手が岩手大会の決勝戦に先発することなく大敗し甲子園出場の夢が散った。

監督は投球数過多による投球回避を選択したからだ。

試合後、学校には誹謗中傷する電話が鳴りやまなかった。

『投球回避の英断のお陰で今があると振り返ってくれることを願う』

との書き込みをした。

 

今季まだ始まったばかりだが、佐々木投手のさらなる飛躍の年となる気配がする。

高校時代からプロの世界へ。

彼は本当に大切に育成されている気がしたならない。

今や日本球界の宝なのだから・・・。



当然ながら佐々木投手の活躍は目を見張るものがあるが、ここで忘れてはいけないのは松川捕手だ。

彼は昨年のドラフト1位で市立和歌山校から入団した1年目の新人選手。

捕手は何といっても経験値が最も必要だいわれているポジション。

キャッチング・送球の肩・洞察力・コミュニケーション能力も新人選手とは思えないほど風格もあり佐々木投手をはじめ投手陣との信頼関係も良好だと聞く。

現に完全試合の後も「松川のリードのお陰」と労っていた。



そして昨日の試合にもちょっとしたハプニングがあった。

佐々木投手の投げた際どい球を白井主審はボールと判定した。

ストライクと信じて投げた佐々木投手は「えっ!」という表情をした。

その態度を見かねたのか、わざわざ試合を中断し、ピッチャマウンドの方まで歩み寄りプロ入り3年目の20歳の佐々木投手に威嚇ともとれるような威圧的な言葉を発したという。

そこで大騒ぎにさせまいと白井主審を制止したのが新人1年目の18歳の松川捕手だ。

実に冷静だ。

いい大人の44歳の主審が20歳と18歳のバッテーリーを相手に試合を中断してまで行うことなのか?

プロ野球を50年観てきたが、ある意味前代未聞の光景だ。

冷静さに欠け、ミスジャッジが多いと評されている白井主審。

総じて審判のさらなる技術向上を願うばかりだ。

 

千葉ロッテの将来がますます楽しみになった。

だから野球は面白い!
浄土真宗本願寺派 須原山 正福寺