2022.08.23ひとりごと
2022高校野球 選手権最終章
昨日「第104回全国高校野球選手権大会」の決勝戦が行われ、仙台育英(宮城)が下関国際(山口)を8-1で勝利し初優勝。
東北勢にとって初の真紅の優勝旗が「白川の関」を超えた。
今年の高校3年生は入学当初からコロナウイルス感染防止のため、野球どころか学校生活そのものが自粛を強いられた。
本来の日常生活を送ることができず、本当に気の毒な学年であった。
充分に好きな野球ができず、練習もままならない状況下で本当によく耐え忍んだと思う。
先ずは今年の地方大会、甲子園での全国大会がほぼ通常通りに開催されたことが高校球児とってのやりがいであったであろう。
アルプスでのブラスバンドやチアリーダーの応援、ベンチ入りできなかった部員の応援・・・。
その光景を見ているだけでエネルギーと元気を与えていただいた。
優勝した仙台育英の選手、関係者な皆さん、おめでとうございます。
試合後の須江監督と選手のインタビュー、泣けてきた。
データに裏付けされたチーム内競争を掻き立て、選手が納得するような綿密な練習計画に基づいたチーム作りの賜物であった。
準優勝の下関国際の選手、関係者の皆さん、ナイスゲーム。
今春センバツ優勝校・大阪桐蔭、準優勝校・近江を撃破し、一戦ごとに戦力アップして決勝戦まで駆け上がった。
板原監督は、苦労人だ。
監督就任後、部員一人からスタート。
無名の地方の私立高校が17年を要してようやくここまで辿り着いた。
私たちに高校時代とは違い、やらされる練習より考える練習。
これはまさに両監督・指導者の人間力によるものだとつくづく感じた。
●いまだに根性論による練習。
●スポーツ理論を無視した効率の悪い練習。
●指導力が行き届かないほどの部員数。
●レギュラー優先の練習で平等に練習機会・試合出場の機会を与えない。
●学業を疎かにする。
以上のような事柄が概ねクリアできているのが強豪校である。
選手自身の意識の問題も当然ながら、学校・指導者・保護者の覚悟も必要だと言えよう。
甲子園大会が終わると、熱い暑い夏も終わりを告げる。
全国の高校球児の皆さん、コロナ禍の中よく頑張りました。
そして、有難うございました。
南無阿弥陀仏
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