2023.05.01お寺
50年振りのご勝縁
本年は、親鸞聖人御誕生850年・立教開宗800年とういう節目の年に当たる。
この節目のご縁に本山・本願寺をはじめ宗派として数年前から慶讃法要執行のための準備が始められていた。
準備が始められてのつかの間にコロナウイルス感染拡大の状況下となり、法要の規模・形態・内容が大幅に変更されることに・・・。
準備途中には、コロナウイルスの感染拡大の状況の見通しが立たず、慶讃法要執行そのものも危ぶまれる雰囲気にもなった。
その後の状況下に鑑み、当初の規模とは多少縮小となったものの、本年3月より5月の間、5期にわたって「親鸞聖人御誕生850年・立教開宗800年慶讃法要」執行されることとなった。
さて正福寺につきましては、かねてよりのご案内のとおり4月24日(月)に大阪西組団体参拝団として本山・本願寺に参詣。
当日は、天候にも恵まれ大きなトラブル事故もなく尊いご勝縁をいただいた。
私個人としては、50年前の「親鸞聖人御誕生800年・立教開宗750年慶讃法要」に生まれ育った奈良の両親やご門徒とご一緒に本山・本願寺参詣をしたことをおぼろげに思い出す。
当時の御影堂内・境内白洲は、全国からの参詣者で賑々しく盛大であって本願寺に活気があったような気がする。
さてこの法要は、私にとって人生最後の法要。
50年後の850年&800年はどのような法要になっているのだろうか?
本山・本願寺、さらには全国の本願寺派寺院の取り巻く状況、門信徒の方々の本願寺やお手次寺院との関係性、そしてその時の社会情勢・・・。
全く予想はつかないが、50年後のできうる状況下で執り行われるのだろうか?
最悪、今回のような団体参拝という形態自体が成り立たず自由参拝となる可能性もあるかもしれない。
そんなことを考えると、今を大切に生きる・生かされていることに気づける私でいたいと切に痛感する。
何かしら有難いご勝縁に恵まれた尊さと、今後の歩むべき道の危惧を感じざるを得ない本願寺参詣となった。
南無阿弥陀仏
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