お陰様で今年７月で還暦を迎える。

今まで怪我・病気なく病院（医師）にお世話になることなく平穏に暮らしてきた。ところが春先から体調が勝れず、咳込みや息切れがいっこうに収まらない。

４月に入って睡眠中息苦しくなって十分な睡眠がとれなくなった。

見かねた坊守に無理無理心臓の専門医院に連れて行かれた。

診断は心不全、心臓は５０％以下の機能しかしていないと・・・

即刻検査入院をした結果、心不全の原因は心筋梗塞だとの宣告。

ちょうど心臓の検査結果を待っている同時期にこれまた交通事故に遭った。

信号無視し猛スピードで直進してきた外国車に激突され、私は右手親指の骨折、首・腰には激痛、車は大破して廃車となった。

４月から５月にかけてほぼ毎日のように整形外科と心臓内科と掛け持ちの病院通いとなり、６月は入院生活となった。

さすがに寄りによって何故これだけの事が重なるものなのかと思った。

「今年還暦、それは厄年や。厄除けに行ったほうがいいよ」とこの事態を知った周りの知人達の半分以上は僧侶である私にそう助言（？）してくれた。

改めて世間ってそんなものかと。

仏教には「因果応報」という言葉があり、それぞれの原因と結果によってそれに見合った報いがあるという意。

良くも悪くも全ての出来事が還暦だからなのか？

身体の方は３回の心臓カテーテル手術を終え、術後も順調で元の日常生活に戻ってきた。

心身ともに節目となる還暦。

 

私は阿弥陀さまからの有難い「イエローカード」として受け止めている。

今まで通りにいかなくなることが増えてくるよ、ボチボチとねと。

 

南無阿弥陀仏