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西新宿 彩旬亭

2019.02.24ひとりごと

生きる力



先日来より驚きのニュースを見聞きした。

今侵されている自らの病名を公表されたおふたり。

既に皆さまもご承知のこと。

 

まずは水泳の池江璃花子選手。

彼女は現在18歳で我が家の四男と同学年。

自由形・バタフライの数多くの日本記録保持者で

ここ近年の凄まじい活躍は皆が知るところだ。

東京五輪の有力なメダル候補で彼女への期待へも

大きくなり、本人もその期待を背負って邁進していた

矢先の現実に私自身も本当に言葉が見つからない。

とにかく今は体を休めて治療に専念していただき

また元気な姿を見せていただきたいと念じる

ばかりだ。

 

そしてもうひとりは、タレントの堀ちえみさん。

彼女は1982年デビューで私たちの青春時代の

トップアイドルのひとり。

大阪出身の彼女は、近年大阪のローカル番組での

活躍をテレビを通じて親しみを感じていた。

今までにも大病を患い、そのたびに克服をしながら

子育てに奮闘し母親として逞しさも感じていた。

そしてテレビ番組「金スマ」で今回の病気に

至るまでの経過と心境を自ら彼女本人が出演し

放映されていた。

まさに手術の同時間帯に・・・

「家族のために生きたい。」

「もう一度歌歌いたい。」

そんな彼女の思いで歌った『リボン』

自然と涙が・・・

家族の絆の深さと支えの尊さを感じすにはおれない。

 

ふたりから発する言葉には、前向きで悲壮感はない。

むしろ私の方が生に対する底力を与えたいただいた

ような気さえする。

 

本当に心より回復され元気な姿を見させて

いただくよう願うばかりだ。
浄土真宗本願寺派 須原山 正福寺