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西新宿 彩旬亭

2020.03.14お寺

あれから75年



1945(昭和20)年3月13日から14日の未明にかけての大阪大空襲。

大阪市内の中心部は一瞬にして焼野原に…

当時、現在のなにわ筋にあった拙寺も焼夷弾により廃燼に帰した。

周辺の街並みとコミュニティが壊滅し、また本堂・庫裏など建物自体も無くなり、おそらく昭和20年の春季彼岸会はお勤めすことはできなかったことであろう。

その後、大阪市都市復興計画のもと現在の地に換地という形で寺地を与えられ何とか復興にこぎつけられた。

当時祖父である住職をはじめ、門信徒の方々の並々ならぬご尽力の賜物により仮本堂・庫裏が建立され今日に至っている。

さて75年後の今年の春季彼岸会も、コロナウイルス感染拡大を鑑み中止させていただくことに。

状況が違えども、お勤めできない法縁は残念ではあるが、今ここに住職の任に就かせていただいていること自体に重責を感じるとともに有難く感謝を申し上げる次第である。

南無阿弥陀仏
浄土真宗本願寺派 須原山 正福寺